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【2024/04/26 12:52 】 |
コミック:永遠の0(4)粗筋

※コミック版の粗筋ですが、コマ間に物足りない部分は原作から一部引用しています。

・第二十四話 大福
長話に病体を横たえ看護師の見守る中、話を続ける井崎。当時19歳の若者だった井崎は、若さ故に命の尊さを実感する事もなく死をも恐れない戦い方を連日続けていた。そんなある日、待機中に片付けた同僚の遺品の中から『大福を腹一杯食べたい』と記された書簡が見つかる。程なく出撃の命令が下され空戦から帰還すると、その話を耳にした烹炊員達が搭乗員達に戦いの労をねぎらうべく大福餅を振る舞ってくれた。しかし、朝一緒に飯を食べた仲間が、夜にはいない。
搭乗員を大切にし物量で押す米軍に、補給もままならない宮部たちは苦戦を強いられる。
そんな状況でガダルカナル攻略をする中、宮部機がパラシュート降下する米兵を撃つ所を井崎は目撃してしまう。

・第二十五話 戦争の「本質」
それはガダルカナルの戦いが始まって2週間程が経った九月二十日、ガダルカナルの空襲を終え帰途に就いた井崎たちが奇襲攻撃に遭った時だった。辛くも勝利した宮部小隊だったが、隊長の宮部は緊急脱出しパラシュート降下をする米搭乗員のパラシュートを撃ち抜いたのだ。これは多数の仲間たちに目撃されることになった。
帰還後、戦闘機乗りにあるまじき行為として戒められた宮部。侮蔑の眼差しは、井崎と同じく列機を勤める小山に列機を外れたいとまで言わせた。
数日後、何故米搭乗員を撃ったのかと宮部に尋ねる井崎。『俺は自分が人殺しだと思っている!』、激しい口調でそう怒鳴る宮部を井崎は初めて見た。
米国の強大な工業力をもってすれば戦闘機の補充は容易、だから我々はそれを駆る搭乗員を殺さなければならない。あの搭乗員の腕は確かで恐ろしいものだった、あの男を生かして返せば後に何人もの日本人が殺される。後の多くの犠牲を防ぐ為に今殺しておかなければ、その何人もの内の1人は自分であるかも知れないのだ。
しかしこの話には、驚くべき後日談があった。

・第二十六話 小山の死
宮部が撃った米搭乗員は生きていた。
戦後、招待されて訪れたアメリカでの航空ショーで井崎は、戦時にガダルカナルヘンダーソン飛行場にいた元海兵隊大尉トニー・ベイリーと話をしていた。トニーが撃墜された話、それは井崎も目撃していた米搭乗員の落下傘を打ち抜いたあの話だった。自分を撃墜した男が生存しているなら会いたいと言うトニーに井崎は、宮部がカミカゼで亡くなった事を伝えた。顔をクシャクシャにして泣くトニー。井崎は、自分を撃墜した宮部の非業の死に涙するトニーに「恨んでいないのか」と尋ねる。彼は捕虜を撃った訳ではない、戦争だったのだから当然だと応えるトニー。彼は宮部や戦争で失われた多くの仲間たちのために涙し、宮部を「本物のエース」だと褒め称えた。
井崎は、トニーに会えて、その話を聞けたことを心の底から喜んでいた。
しかし、あの事件をきっかけに列機を離れた小山は、殊勲を上げるも燃料切れで帰還ならず。自決することをよしとせず、最後まで生きる努力をするよう促した宮部。海面に不時着した小山を救助に向かうも、そこには無数のフカ(サメ)がおり、小山の姿はなかった。
小山と大の仲良しだった井崎は、何故潔く自決させてやらなかったのか!?と宮部に詰め寄るが、お前が死んで悲しむ家族はいないのか!?と宮部に諭される。どんなに苦しくても、生き延びる努力をするんだ!!宮部の言葉が井崎に心の奥深くに沁みていく。

・第二十七話 生きてやる
ガダルカナル島を巡る激しい戦いに敗走した昭和十八年二月、母艦搭乗員補充の為に空母「翔鶴」へ異動となった井崎は、ここで宮部と別れることになる。
「死ぬなよ」。空母が沈んでも、軽々しく自爆なんかするなよ。ラバウルを離れる井崎を、帽子を振って見送る宮部。それが宮部を見た最後の姿となった。
井崎がラバウルを離れる前日。宮部は不意に自分の幼い頃の話をしている。祖父から聞いた江戸時代の話、今は孫がアメリカと戦っている。いつかは自分も縁側で孫に戦争の話をする時代が来るだろうか、その時は平和な国になっていれば…。
そして今、不在の宮部の代わりに井崎が健太郎たちにこの話をしている。ガンに侵され余命宣告の期限をとっくに過ぎているのに生かされている、それはきっと宮部に代わって自分が宮部の孫たちにこの話をする為だったのではないかと井崎は言う。

・第二十八話 永井清孝
祖父のことを知っている人が1人でもいれば良い方だと思っていた健太郎は、二週間で3人もの祖父のかつての戦友から体験談を聞くことが出来た。和歌山在住の元海軍整備兵曹長・永井清孝との面会では、機体に対するわずかな違和感も見逃さない宮部を整備兵たちは半ば鬱陶しいと思いながらも、整備の腕を認めてくれる宮部を嫌いではなかったと永井は語る。
また専門棋士を目指していたというエピソードも覚えており、少佐相手に投了に追い込んでいた。専門棋士を志すも父の店が破産し死んで詫びると首をくくった父に続き母も病で亡くし、わずか半年で天涯孤独に。どうしてよいかわからなくなって海軍に志願したと、ここで初めて祖父の海軍入りの経緯が明らかになった。あの時代はみんな一緒だと永井は言う。
戦争が終わったら専門棋士を目指しますか?と尋ねる永井に、今の私の一番の夢は「生きて家族の元に帰ることです」と言い切る宮部。それを聞いて失望した永井も終戦後、所帯を持ち家族が出来ると「家族の元へ帰る」と言う言葉の重みを実感することになる。

・第二十九話 特攻開始
ラバウルは孤立し、絶対国防圏を死守せんとする日本の総力戦。その艦上に宮部久蔵の姿はあった。しかし、続々と投入される米国の新型兵器、竣工されるエセックス級大型空母の前に日本は敗走。追いつめられた日本は遂に、「神風特別攻撃隊」による攻撃を開始。
搭乗員たちが次々と特攻に志願する中、「それでも帝国海軍の軍人か!?」と罵られながらも宮部は決して特攻に志願することはなかった。

・第三十話 行間の思い
永井との面会から戻ると、また1人証言者と会えることになった。特攻から生き延びた元海軍中尉・武田貴則。
健太郎たちとの面会の為にホテルまでとってくれた武田のもとに、姉は新聞記者の高山を伴って現れた。話をする聞きたいと言う高山に、「新聞記者」と聞き訝る武田。
特攻の話を聞きたいと言う高山に新聞記者を信用していない武田は、私は特攻要員であって特攻隊員ではない、特に新聞記者には特攻の話はしたくないと言う。
そんな武田に、おかまいなしと持論を繰り出す高山。特攻隊員の遺書を読めば殉教的精神は明らかだとする高山に対し、新聞記者なのに心の内が読み取れないのか!?と反論する。文面のままを真意と読み取る高山は特攻=テロリスト論を武田に追求、遂に武田を怒らせてしまう。世論を煽って戦争へと導いた新聞社を信用しない、「特攻隊員たちの遺書の行間も読み取れない男を、私はジャーナリストとは呼ばん」。そこに武田の席はなかった。

・第三十一話 影浦介山
元海軍上等飛行兵曹、更に元ヤクザで殺人の前科もある影浦と連絡の取れた健太郎は、この面会に次ぐ面会が自分の使命なのではないかと思えていた。
60年も前の戦争で出会った人間はほとんど忘れたが、何故か奴(宮部)のことは覚えていたと影浦は言う。妻と子どもが一番大切と考えながら戦う男が、空戦では凄腕!それが影浦には許せなかった。宮部にこれ以上にない程のライバル心そして敵対心を燃やす影浦は、宮部に模擬空戦を申し込む。



【百田尚樹×櫻井よしこ】 著書「永遠の0」について語り合う!



永遠の0 コミック 1-5巻セット (アクションコミックス)


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【2014/10/18 23:29 】 | コミック | 有り難いご意見(0)
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